赤ちゃんの夜泣き。
子育てを始める前から「大変だよ」「寝られないよ」という話はよく聞きます。
実際に僕も、子どもが9ヶ月くらいから1歳半くらいまで夜泣きを経験しました。
多い日は一晩に3回。
基本的には2回くらい起きていました。
それでも僕の場合、
「夜泣きが嫌で仕方ない」
という感覚はあまりありませんでした。
もちろん寝不足はキツいです。
翌日の仕事中に軽く吐き気がするくらい眠かったこともあります。
それでも夜中に抱っこしている時間には、今でも忘れられない幸せな瞬間がたくさんありました。
今回は、3人の子どもを育ててきた父親として、最初の頃に経験した夜泣きについて振り返ります。
※この記事は、わが家での育児体験を書いたものです。赤ちゃんの睡眠や授乳には個人差があるため、具体的な授乳量や体調などで心配なことがある場合は、医師や助産師など専門家に相談してください。
夜9時に寝かせたい。でも帰宅は22時
当時は「夜9時くらいには寝かせたい」と思っていました。
でも現実はなかなか理想通りにはいきません。
当時の僕は、重機のパーツを販売する会社で働いていました。
勤務時間はだいたい朝9時から夜9時。
さらに通勤には片道1時間ほどかかっていました。
帰宅するのは22時ごろ。
残業が長引けば、さらに遅くなります。
そんな生活だったので、子どもを寝かせる時間も結局0時半くらいになってしまうことがありました。
仕事と育児を両立しようとしても、時間だけはどうにもならないことがあります。
夜泣きしたら基本的には僕が起きる
夜泣きが始まったら、基本的に僕が対応していました。
まずはトントン。
ダメなら抱っこ。
それでもダメなら歌ってみる。
次にオムツを確認。
それでも寝てくれず、
「これはミルクかな?」
となったらミルクを作ります。
ミルクが必要そうなときは、妻に抱っこしてもらって、その間に僕がミルクを作るという役割分担もしていました。
日中も僕が家にいるときは、オムツ交換など、できることはほとんどやっていました。
だから夜中だから特別というより、
「起きたから自分がやる」
という感覚でした。
何をやっても寝ない日は、夜中のドライブへ
もちろん、何をやってもダメな日もあります。
トントン。
抱っこ。
歌。
オムツ。
ミルク。
全部試しても寝ない。
抱っこだけで30分くらい粘ったこともありました。
それでもダメ。
そんな日は最終手段です。
夜中のドライブ。
車に乗せて、そのまま走りに行ったことも何回かあります。
今考えると、
「そこまでやってたのか」
とも思いますが、当時はとにかく寝てほしくて必死でした。
※眠気が強い状態での運転は危険なので、現在同じ状況にいる方にはおすすめできません。これはあくまで当時の僕の体験談です。
布団に置いた瞬間……泣く(笑)
そして夜泣きで何度経験したか分からないのが、
「やっと寝た!」
からの、
布団に置いた瞬間に泣く。
これ、本当によくありました(笑)。
抱っこしていると気持ちよさそうに寝ている。
「よし、完全に寝たな」
と思って、慎重に布団へ。
置いた瞬間、
「うわーーーん!」
振り出しに戻ります。
「さっきまで寝てたじゃん!」
と思うのですが、赤ちゃんにはそんなこと関係ありません。
そこで僕は一つの技を編み出しました。
その名も、
「おっちゃんこ抱っこ」
です(笑)。
僕が編み出した「おっちゃんこ抱っこ」
北海道では「座る」ことを「おっちゃんこ」と言うことがあります。
つまり、単純に座ったまま抱っこするだけです(笑)。
どうしても布団に置けないときは、子どもを抱っこしたまま座る。
そして、そのまま自分もウトウト。
これなら子どもを布団に置かなくて済みます。
当時の僕にとっては、
「これならいける!」
という技でした。
ただ、今振り返ると、抱っこしたまま大人が眠ってしまうのは赤ちゃんの転落や窒息などの危険も考えなければいけません。
そのため、これはおすすめの寝かしつけ方法として紹介しているのではなく、
「当時の僕はこんなことまでしていた」
という思い出として書いています。
一番ひどいときは睡眠時間3時間
一番寝不足がひどかった頃は、睡眠時間が3時間くらいしかない日もありました。
ただ、子どもが朝までずっと泣いていたわけではありません。
夜泣きで一度目が覚める。
子どもは寝る。
でも今度は、
僕自身が眠れなくなる。
これが結構ありました。
「子ども寝た!よし、自分も寝よう!」
と思っても、一度完全に目が覚めてしまうとなかなか眠れません。
そうこうしているうちに朝になる。
そして仕事です。
寝不足のまま片道1時間かけて仕事へ
当時は朝9時から夜9時くらいまで働き、通勤も片道約1時間。
寝不足の翌日は、とにかく眠気との戦いでした。
あまりに眠くて、軽く吐き気がするようなこともありました。
さすがに前日の残業が深夜0時くらいまで続いた日は、
「今日はキツい」
となりました。
そういう日は妻が子どもを見てくれていました。
でも基本的には、
「俺が見るから寝てていいよ」
という状態。
自分が本当にキツいとき以外は、なるべく僕が夜泣きを見るようにしていました。
夜泣きにイライラしたことはなかった?
ここは綺麗事だけを書くつもりはありません。
基本的には、泣いているだけなら、
「可愛いから仕方ない」
で乗り切れました。
ただ、ごく稀に激しく暴れるように泣くことがありました。
寝不足も重なって、
「うるさい!」
と少し大きな声で怒ってしまったこともあります。
後から考えると、そういうときはミルクだけでは足りず、まだお腹が空いていたのかなと思うことが多かったです。
もちろん赤ちゃんに悪気なんてありません。
分かっているのに、余裕がなくなる瞬間はありました。
これも自分が実際に子育てして分かったことの一つです。
ミルクを早めにあげていた理由
前の記事でも少し触れましたが、当時の僕は夜泣きをすると比較的早めにミルクをあげていました。
理由は単純です。
ミルクを飲むと、大体寝てくれたから。
僕自身も眠い。
明日も仕事。
「ミルクを飲めば寝るだろう」
と、少し楽をしたい気持ちがあったのだと思います。
当時を振り返ると、
「もう少し抱っこしたり、別の方法を試したりして粘ってもよかったのかな」
と思うことがあります。
ただ、育児の最中は仕事も睡眠不足も全部同時にやってきます。
今だから振り返れることであって、その瞬間はその瞬間で必死でした。
「この音楽で泣き止む」は、うちの子には効かなかった
初めての育児では、ネットなどでいろいろ調べました。
基本的な育児情報については、
「確かにその通りだな」
と思うことが多かったです。
ただ、
「この音楽を聞かせると赤ちゃんが泣き止む!」
というようなものは、うちの子にはあまり効きませんでした。
赤ちゃんにも一人ひとり違いがあります。
ネットで評判の方法が、自分の子にも必ず効くわけではない。
これも実際に子育てして分かったことでした。
でも今では、僕が歌うと寝てくれる
そして現在。
昔の夜泣き経験は、末っ子の育児にもめちゃくちゃ役立っています。
特に寝かしつけ。
今では、
僕が歌うと寝てくれます。
これは父親として結構うれしいです。
特別歌がうまいわけではありません。
でも抱っこして歌っていると、だんだん目が閉じてくる。
その瞬間を見るのが本当に好きです。
夜泣きの中にあった、一番幸せな時間
夜泣きは大変です。
寝不足にもなります。
次の日に仕事があれば、体力的にもキツいです。
でも僕の中で強く残っているのは、大変だった記憶だけではありません。
抱っこしながら歌っていると、
子どもの目が少しずつ閉じていく。
そして僕の体に顔をうずめて、そのまま眠る。
その姿が、本当に天使のように見えました。
「ああ、本当に大切な存在なんだな」
と実感する瞬間でした。
寝不足なのに幸せ。
次の日も仕事なのに、ずっと見ていたい。
夜泣きを経験していた当時にしか味わえなかった、大切な時間だったと思います。
夜泣き中のお父さんに伝えたいこと
僕から、今まさに夜泣きと戦っているお父さんに一つ伝えるとしたら、
できる範囲で、お父さんも一緒に頑張ってほしい
ということです。
仕事をしていれば、
「明日も仕事だから寝たい」
という気持ちは当然あると思います。
僕自身、寝不足のまま仕事に行くのはキツかったです。
でも、自分が仕事に行っている日中も、妻は妻で子どもと向き合っています。
自分が思っている以上に大変なこともあると思います。
だから、どちらか一人だけが無理をするのではなく、夫婦それぞれの仕事や体調、その日の状況を見ながら一緒に乗り切ることが大切だと僕は思っています。
そして、夜泣きは永遠には続きません。
当時は眠くて仕方なかった夜も、今振り返れば大切な思い出です。
抱っこしながら歌って、少しずつ目を閉じていくわが子を見る。
僕にとっては、寝不足以上に幸せを感じられた時間でした。


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